2015年10月16日金曜日

【映画】『バクマン。』

どうもこんにちわ。

ブログでは特に言及したことないかもですけど、実は漫画大好きです。
マァ、大好きとはいっても 
あんま読まない人<私<オタクな人 
くらいの位置付けだと思いますが。

自称オタクの友人からは、「サブカル系でしょ」と言われますが、王道ものだって面白けりゃなんでも大好きですのよ。

そんな私が、声を大にして「面白かったんじゃーーー!!」と叫びたい映画が『バクマン。』。
今回はこちらのレビュウを。

続きからどうぞ。
(ネタバレはないと思いますが、あるかもしれないのでご注意を。)



『バクマン。』(大根仁 2014)


『DEATH NOTE』の原作コンビである大場つぐみと小畑健が、再びタッグを組んだ漫画がこちらの原作。
漫画は読んだことないのですが、劇場で見た予告編が面白そうだったので行ってみました。
原作を知らないおかげか、私は結構純粋に楽しめましたヨ。

あらすじは、
平凡で進路も定まらない高校生の真城(佐藤健)が、ある日高木(神木隆之介)に誘われて漫画を描くことになる。真城は作画、高木が話を担当。
「友情、努力、勝利」を胸に、ジャンプの頂点を目指せ―――!


もうね、何かに夢中になってがむしゃらに頑張っている姿がいいんです。
自分もこんなになったことあるだろうかって。胸が熱くなるんですよねー。

この映画の良かったところは、平面で描かれる漫画の世界を、プロジェクションマッピングなどで立体へ浮き上がらせたところだと思います。
二次元から三次元へ。
これぞ映像の醍醐味って感じがしますね。

出演している俳優もよかったなぁ。
染谷将太、山田孝之、新井浩文、そして、リリー・フランキー!
リリー・フランキーって、何で見ても「ふつうのおじさん」然としているのに、どこでも役に馴染んでいる気がしてすごいと思う。
個人的には『凶悪』の非道な不動産屋役が好きでした。

あと、忘れてはいけない小松奈々ちゃん!!
あーもうー、すんごい可愛かったー。
あんな可愛い子が学校にいたら、全男子生徒が好きになるんじゃないの!?どうなの!!?
って、画面に彼女が映るたびに一人悶えてました。
演技のほどはまぁおいておいて、あの透明感と可憐な目配せがあればシーンが華やぐから全てよし、という気になりますな。
彼女の映画デビュー作は『渇き。』でしたけど、あの役はもっと演技力のある女優がやった方がよかったと思います。
二階堂ふみとか、橋本愛とか。まさに二人とも出演してましたけど。
演技力をつけたら、きっと無敵な女優になれる気がする。


あと、真城のおじさんで少年ジャンプで連載を持っていた漫画家役のクドカンもよかった。
あの昭和の漫画家感漂う佇まい。そして、あの笑顔。
ぴったりでしたね。


少年ジャンプは、実際に雑誌を手に取って読んだことはないですけど、「HUNTER×HUNTER」とか「NARUTO」とか好きです。
あと、敬愛してやまない諸星大二郎が手塚賞を受賞してジャンプで掲載していたこともあって、そのへんの受賞から連載までの流れが映画で描かれていたのも面白く観れました。
主人公の二人が「俺たちは邪道で勝負だ!」って言ってましたけど、諸星なんかは邪道中の邪道かと。よくジャンプで連載してたなぁって思います。「友情 努力 勝利」のどの要素もないし。笑


原作ファンからすると色々物申したいところがあるようですが、映画としてはうまくまとまっていたと思います。
ディテールも細かくて、学校で次回作の案を考える二人の指先がインクで黒く汚れているところとか、誰も注目しなさそうなところにもこだわるのはいいと思います。監督の遊び心ってやつ?
エンドロールの工夫にもかなり心鷲掴みにされました。ああいうの好きだ。気になる方は、是非劇場へ。笑
そして、エンディングテーマのサカナクションの「新宝島」!
いいですねぇ。
最後の音楽がぴったりはまると、観終った後もいい気持ちになれます。
こういうの大事だと思うんですよ。

総じて、わたくし的には大満足!な映画でした。





え?主演の二人について何の言及もない?


えーと、

佐藤健が高校生役はちと無理あるんじゃね?ってとこに同意してくださる方は、是非ぽちっと。笑

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